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『我々指導者は反省しなければなりません。』(瀬古)

 『サンデーモーニング』を日曜朝はよく見ている。
 徳光観るほど、愚かではない。

 で、中にスポーツコーナーがあって、そこのコメンテーターが週替わりで出てくる。
 以前、はあまり素行の良くない、野球だけしか知らない解説者だった。彼が亡くなって、いろんな分野のプロが出てくるようになった。

 今回ブログのタイトル

 『我々指導者は反省しなければなりません。』

 は、なんと瀬古がいったセリフ。

 彼が言うには、マラソン記録は、日本は世界に30年遅れているという。
 世界は2時間4分台。日本は2時間8分台。
 「日本は、世界に30年おくれてますねぇ。(中略)我々指導者は反省しなければなりません。」(瀬古)
 30年後世界は20年先を行ってるから、そこに追い付くまでに、50年かかる。
 今生きているもののほとんどが、オリンピックマラソンで日本人の優勝を目にすることはない。
 
 どこを反省しなければならないか、瀬古は知っている。が、死んでも口に出せない。

 ちょっとでも、長距離界のことを知ってるものは、あのTVに総突っ込みを入れてた。(突っ込みいれられてないということは、長距離を知らないということ。)


 何度でも書く。
 日本人。長距離だけは、世界で通用する。
 短距離で、アフリカーナと対等に勝負できるモンゴロイドはいない。これは遺伝子の問題だから仕方ない。

 長距離では、遺伝子上の問題で、アフリカーナと対等に勝負できる。
 勝負にならないのは、後天的な要素。ずばり、【箱根】が大きく横たわっているから。


 30年後、日本人が勝負できるようになるためには以下の3つの方法しかない。
 ①高校駅伝で、ずば抜けたタイムを持っている者は【箱根】に出さない。
 ②アフリカ勢で、ずば抜けタイムを持っている者を【箱根】に出す。
 ③アフリカで、日本出資のもと【キリマンジャロ駅伝】を主催して、賞金を出す。

 おそらく、これより他はない。


 女子マラソンに、これ以上過酷な駅伝を課してはいけない。
 ポスト、有森・高橋・野口が出ない。

 土佐玲子、渋井陽子、増田明美、松野明美、らは駅伝で育った。しかし、同時に駅伝で、潰れた。このあたりのさじ加減が難しい。
 小出コーチは知ってる(と思う)。

 瀬古は『誰が』、『どのような反省を』しなければいいか知っている。でもそれが言えない。
 なぜなら、企業から『(莫大な)カネ』が出ている(から)。

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2011年02月01日 19:12に投稿されたエントリーのページです。

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