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『川柳ブラック二人会』

 極めてディープな『二人会』。

 番組
 『お血脈』   ブラック
 『ガーコン』  川柳
  仲入り
 『ジャズ息子』 川柳
 『演歌息子』  ブラック

 福岡でこの両師匠の二人会を興業してくださった、Nさんに敬意を表する。
 ブラック師匠を呼ぶのは勇気がいる(笑)。凄まじい毒がある。
 落語評論家をすべて敵に回す。小奇麗な落語ばかり聴いていると、ブラック師匠がとてつもなく聴きたくなる。


 今回貴重な経験をした。『パスティーシュ落語』、『本歌取り落語』と言った方が理解しやすいか。

 『パスティーシュ』聞きなれない表現だが、文学表現法として確立している。文学表現が熟していないと味わえない。
 『パロディ』とは趣を異にする。
 『パスティーシュ』はフランス的、『パロディ』がアメリカ的、と言えば理解してしやすい。

 『演歌息子』は、『ジャズ息子』を聴いたすぐ後に聴くより、記憶が薄れたころに聴いた方が味わい深い。奥の深~い聴き方になる。(好みにもよるだろうけど。)

 今日の客は儲かった。
 九州でこんな企画をして下さった、プロデューサーのNさん。それに応えてくださった両師匠に感謝。

 しかし、これだけアブナイ言葉が飛び出すと、銀行や新聞社や公務員は興業出来ない。確信犯。
 ブラック師匠のキャッチコピー「笑ったあなたも共犯者」。

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2010年12月18日 23:30に投稿されたエントリーのページです。

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