極めてディープな『二人会』。
番組
『お血脈』 ブラック
『ガーコン』 川柳
仲入り
『ジャズ息子』 川柳
『演歌息子』 ブラック
福岡でこの両師匠の二人会を興業してくださった、Nさんに敬意を表する。
ブラック師匠を呼ぶのは勇気がいる(笑)。凄まじい毒がある。
落語評論家をすべて敵に回す。小奇麗な落語ばかり聴いていると、ブラック師匠がとてつもなく聴きたくなる。
今回貴重な経験をした。『パスティーシュ落語』、『本歌取り落語』と言った方が理解しやすいか。
『パスティーシュ』聞きなれない表現だが、文学表現法として確立している。文学表現が熟していないと味わえない。
『パロディ』とは趣を異にする。
『パスティーシュ』はフランス的、『パロディ』がアメリカ的、と言えば理解してしやすい。
『演歌息子』は、『ジャズ息子』を聴いたすぐ後に聴くより、記憶が薄れたころに聴いた方が味わい深い。奥の深~い聴き方になる。(好みにもよるだろうけど。)
今日の客は儲かった。
九州でこんな企画をして下さった、プロデューサーのNさん。それに応えてくださった両師匠に感謝。
しかし、これだけアブナイ言葉が飛び出すと、銀行や新聞社や公務員は興業出来ない。確信犯。
ブラック師匠のキャッチコピー「笑ったあなたも共犯者」。