昔角川映画ってのがあったころ、こういうキャッチコピーがあった。
『悪人』。読んでから観た。
朝日新聞連載の頃、ここまで騒がれるとは思ってなかった。結構面白かったんだけど。
単行本になった時、結構面白かったけど、ここまで騒がれなかった。文庫本の時も。
騒がれ始めたのは、『0年代の50冊』という企画を朝日新聞が出してから。
どこで、いつブレイクするかわからない。
初めて読んだ時、福岡がガンガン出てくるからイメージしやすくて、興味がわいただけだったが。
で、映画。
あれだけの作品を2時間30分にパックしてしまうには、どこかをCUTしなければならない。今回それを作者自身がやった。でも読者には不満が残る。
でも、結構良かった。今年の映画Best5に入る。今のところ。
主演の二人を初めて見たが、〇(まる)。
ツマブキ君の演技。
主人公男性は存在感がうすく、コミュニケーション力がほとんどなく、暗い目をしている。そこをとても上手に演技している。
深津さん。
一番うまいなぁと思ったのは、SEX経験のない30代女性がいきなりSEX求められたり、ラブホテル連れて行かれたりすると、ほとんどこういうリアクションするだろうなぁ。というのを見事に演じている。
初めてラブホテル入った女性は必ずこういう行動をとる。笑った。
で、お薦め。
観てから読んだ方がいいぞ、こえび。
続く。