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『北北西に進路をとれ』『プレデターズ』

 今日も映画はしご。

 午前『北北西に進路をとれ』(略)

 昼『プレデターズ』
 戦闘型異星人ではエイリアンに並ぶ傑作キャラクター。
 シュワルツェネッガー主演の第1作はしびれた。20年たって『4』ができた。

 もちろん『1』を超えることはあり得ないが、どこまで迫るか期待した。☆☆で十分。
 オープニングは『キューブ』からのパクリ。

 科学的考察がいろんな場面で不足している。

 前作と異なり、場所は太陽系外プラネット。公転周期は地球レベルらしいが、自転周期が長い。(「太陽の位置が動かない」と映画の中で発言している。)
 巨大惑星が少なくとも間近に4つ見られた。
 ということは、重力や磁力にかなり異常がみられる。磁石のおかしさは映画にも出てきたが、決定的におかしいのは植生。全く地球上と同じ植生はあり得ない。密林もあればサバンナもある。科学的考証不足。
 ここまで追究してこそSF映画として認められる。

 公転周期はウォーレンフィシュバーンが「10シーズンすごした。」と言ってる。かなり疑問が残る。
 ウォーレンフィシュバーンが10シーズン過ごした割には、体脂肪率25%で出てくる。役作りに励んで20キロ落として出てきてほしかった。
 ほとんど食い物もない異惑星で10年近く過ごせばどうなるか、わかるはず。


 日本人ヤクザが出てくるが、これも考証不足。
 それ以前の問題で、ヤクザを美化している。相撲協会関係者は観てはいけない。マスコミにたたかれる。
 ロバート・ロドリゲスはヤクザとサムライを混同している。いかに日本文化を知らないか。恥をさらしている。

 SF映画は、科学考証がしっかりしていてこそ成り立つ。
 わきが甘いと、陳腐な作品になる。

 陳腐な作品だった。劇場まで足を運ぶこともない(と思う)。

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2010年07月19日 20:58に投稿されたエントリーのページです。

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