座頭市が将棋をする映画があったぞ、08君。
相手役は東映の悪役で名前は知らない。(ごめん。画像は覚えているんだけど。)
で、指しかたは、暗譜して言葉だけで指す。「4六銀」「同ふ」という感じ。これは指し手どうしがかなりなレベルでないと不可能な対戦になる。
ということは座頭市の将棋レベルはかなりなものといえる。
野良猫にえさやって住民から顰蹙をかったり、
某女性棋士とスキャンダルを流したり、
行き過ぎた国家史観を天皇からたしなめられたりするプロ将棋指しと、互角に戦える(かもしれない)腕を持っている。(長いね、この文章。)
『座頭市』原作は下沢寛。ピカレスク。
原作より映画の方が完全に上を行っている。
勝新太郎という稀代な俳優のおかげ。そんな奇跡的な名優がいて傑作が完成した。
その役をやろうとしている元アイドルの無知を哀れむ。
彼はきっと『座頭市』の凄さを知らない。(断言)。