祭りが終わった。
ここ一か月他の稽古(本業)は全くせず、ネタ合わせ、キャラづくり、小道具作り、フローチャート作りにかかってきた。
9人の集団芸。9人のスケジュール調整が難航した。
9人中8人までが不確定要素満載の『ぞろっぺい』。心配しなくていいのは自分だけ。よく考えると、実に恐ろしい集団だ。
キチンと日程調整していたにもかかわらず、揃って集まったためしがない。何しろ稽古会が始まっているのにまだ家でのんびりしている猛者までいる。
そんな中、ようやく一つの番組を完成させた。これが個人のネタなら財産として残るが、このチームがこれから集まることはほぼ95%ない。完全に消滅する。
ということは、この1カ月の稽古は完全に無駄な時間だったということになる。
「あーもったいない。これだけの時間と労力があれば何か一仕事できたはずなのに…」と考えるのは正しくない。これでいい。ここに美学がある。
桜も花火も一瞬だから美しい。
あと11カ月したらまた次のミッションを開始しなければならない。そのためにも昨日までのネタはすべてスクラップにしなければならない。
本当は勿体ないとわかってるんだけど、こうでも言わないと悔しい。
大喜利と花火を同じ価値観に持ってくる…。暴論。