ある時期、一部の弟子にかかりっきりで育てる時期がある。
勘也が小学2年生のころ、休み時間はいつも呼び出して稽古していた。その時期勘也は、いえでママの膝でないてた。
「僕だけ休み時間ないんだよ(泣)」
つき菜の小学生6年生の夏休みは、落語の稽古で潰れた。ひと夏完全につぶれた。結果。「音読発表会」での優秀賞受賞。審査員が困ってた。まともな音読であるはずがない。しかも群を抜いてうまい。完全勝利。
そして今の犠牲者は、とまと。徹底的にとまとを育てる。自分から入ってきたんだから仕方ない。
「しゃべれ、笑え、稽古しろ、ネタ覚えろ。」うるさいだろうなぁ。でも本人が気付かないうちにうまくなっている。
小佐田さんが言った。「勘朝。お前は山椒大夫か!」