08君やこえびの日記を読んでいると、彼らが現役のころ中洲の風変わりな店に連れて行ったことを思い出す。
また、あの頃のアルカリ落語会の打ち上げは今思い出しても凄まじかった。
一番覚えているのはテントさん。ある会員制のクラブでのこと。女性がもてなすような店ではない。男性がもてなす店。オカマバーでもない。
アルカリ落語会の打ち上げでその店に行った。
結構他の客がいた。生バンドがいて、カラオケもあって店全体がいろんな客がいて盛り上がっていた。順番に生バンドやカラオケでそれぞれのグループが楽しんでいた。
で、我々の番。テントさん登場。
そこで、アカペラで持ちネタをやった。
プロの芸人さんが木戸銭なしで持ちネタを出すことはあり得ない。一度酔客がそれを福笑さんに要求してあわや大立ち回りになりそうなことがあった。
テントさんが、持ちネタをやった。
「この歌はエキゾチックに、ビューティフルに、アカデミックにそしてファンタスティックに歌いたい。タンタンタンタン ♪~ 」
最初それぞれのグループ毎に話をしていたが、あっという間にテントオンステージになった。店がテントさんに席巻された。大盛り上がり。約20分はテントさんの芸に酔いしれた。即席テントディナーショー。
あの時店にいた他の客は度肝を抜かれただろう。ただで観られて儲けもの。
この時ほどプロとアマチュアの違いに驚愕したことはない。
そらぁ、こんな打ち上げを見せられた学生は人生変わる。08、こえびはもう諦めるしかない。
で、今の私にはそんなパワーは残念ながら、ない。打ち上げで2軒、3軒、回る元気もない。今の学生は安全だ。
内浜落語会30年間の歴史のひとこま。