勘心に誘われて稽古につきあう。『粗忽の釘』。
新ネタに挑戦している。今までにないキャラクターを熱心に探っている。
『粗忽の釘』は笑いどころが満載。ただ、その壷をはずさずにお客様の中に入っていけるかどうかは、勘心の腕次第。
今、新キャラクターに果敢に挑む勘心は、暗闇を提灯なしで歩いているようなもの。沈着冷静な経営者としての勘心にはない、エキセントリックな粗忽者を模索している。傍にマネしようにもそういうキャラクターはざらにいるもんじゃない。
さて、いつこのキャラクターと出会えるか。稽古重ねるしかない。稽古重ねているうちにいつかばったり出会うもの。
高座にかけているうちお客様が教えてくれる。