« 落語会二つ | メイン | 映画情報 »

落語読書三昧

 今年になって結構落語関係書籍を読んだ。
 ずらずらーっと。
 『戦後落語史』              吉川 潮
 『よってたかって古今亭志ん朝』    志ん朝一門
 『天下御免の落語論』          川柳川柳
 『苦悩する落語』※            春風亭小朝
 『落語協団騒動記』※          金原亭伯楽
 『談志最後の落語論』※         立川談志
 『落語の世界』※             柳家つばめ
 『落語論』※                堀井憲一郎

 結構読んでる。まるで他の本は読んでないみたい。(読んでないけど。)
 ※は全部ネットで探した。定価よりはるかに安く買えるから儲けもの。
 (残念なのが『ご乱心』三遊亭円丈。プレミアがついて4000円する。買えない。誰か持ってるかなぁ。)

 で、どれがお薦めかというと、40代以上は『落語協団騒動記』。これは面白い。全部仮名だが全部わかる。あの騒動がいかにして起こったかがよ~くわかる。これを読んだD師匠は怒り狂っただろう。
 若手必読の書が『落語の世界』。名著。復刻版が文庫で出ている。これと『現代落語論』立川談志は落語を志す者にとってバイブルといえる。若手は借りてはダメ。持っておく。座右の書。(こんな言葉ないよね。)

 読んでもいいけど、『時間を返せコール』が
 『談志最後の落語論』。痛い。談志師匠は十分過ぎる程書籍を残してくれている。もういいかな。
 『苦悩する落語』。小朝は多才だけど文才だけはないのがよく解った。

 今、『落語論』堀井憲一郎を読んでるが、内浜落語会関係者にとっては厳しいか…。

 とにかく『落語協団騒動記』とその渦中にいた三遊亭さん生こと川柳川柳師匠が中から見た『天下無敵の落語論』。小説より面白い。全部フィクションなんだから。

About

2010年01月25日 19:00に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「落語会二つ」です。

次の投稿は「映画情報」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.32