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実録 小さな闘争 最終章

 「えっ、もう終わり、早っ!」と言われそうだが、決着は付いた。

 善良な市民を違反者に仕立て上げようとして、謝罪もしなかった警察が謝罪に応じた。
 
 8月7日(金)県警交通機動隊に電話連絡を入れた。N警部補なる人物が出てきた、最初は穏やかにお互いの意見を交換していたが、途中2回ほど緊張する部分が出てきた。相手は警察、したたかさでは日本一の官僚組織。警察官僚ほど牙をもつ組織は日本にはない。心してかからないと冗談抜きで窮地に追い込まれる。
 では電話のやりとりの一部をどうぞ。

「私には何の落ち度もなく検挙されそうになり、しかも20分の貴重な時間を奪って、私は会議に遅れ被害も被っておきながら、何の謝罪もなく『点検整備を怠るな』とその警官は去っていったのですよ。」
「わかります。私の部下の対応がまずかったのは認めます。」
「私の要求は2点です。その時の警官の所属と階級氏名の公開。文書による謝罪です。」
「文書による謝罪は出来ません。」
「なぜですか。」
「ご理解してください。」
「警官の所属と階級氏名をお願いします。」
「福岡交通機動隊所属、K警部とY巡査長です。」
 (あっさり所属と階級氏名が出てきたので驚く。)
「本人からの謝罪はないのですか。」
「榎本さんもご存じでしょうが、公務中の執行に関しては、公務員法で本人の行動は全て上司に責任があります。」
 (こちらが地方公務員であることを知っている。全く教えていない。多分住所年齢職業等々全て個人情報は筒抜けになっている。精神科に入院歴があることも掴んでいるはず。)

「私が学校に勤めていることをご存じのようですが、私は3年生で『私達の生活』という単元で警察の仕事を教える義務があります。でも今後私は素直に教えられません。きっと私は今回のことを正直に子ども達に伝えるでしょう。警察は善良な市民を罪に陥れることもあると。」
「先生のおっしゃることはわかりますが、今回の公務執行に関して法的には問題はありません。」
 (急に二人称が『先生』に変わった、懐柔しようとしてきた。)
「どんな法律ですか。」
「警職法2条と道交法です。」
「警職法2条って『職質(職務質問)』ですよね。」
「はい。」
「確か『職質』は停車させることは5つの条件ですよね。『明かな無免許運転』『酒気帯び』『過労』『積載オーバー』『整備不良』でしょう。」
「はい。」
 (だんだん相手の声に不快感がにじんできた。私はもちろん学習、理論武装して電話をかけた。)
「私は何故停車させられたのですか。」
「整備不良です。」
「私のバイクは整備不良ではありませんでした、しかもそのY巡査長は私に酒気帯び運転で別件逮捕しようとしたのですよ。」
「逮捕という表現は気を付けてください。」
 (今度は声が警察特有の脅しになった。ムチを使い始めた。ビスマルク。)
「申し訳ありません。この電話は録音させて貰ってます。」
「…(無言)」
 (警察は録音を嫌がる。法に縛られてしか職務を執行できないから。録音はもちろんブラフ。)
「謝罪は出来ないのでしょうか。」
「部下の責任は私です。今回の執行に問題はなかったと判断しますが、対応に不手際があったようです。どうもすみませんでした。部下に指導しておきます。ただ先生方にもご理解頂きたいのは私達は交通事故をなくして市民の皆様に安心して暮らせるような社会を作っていきたいのです。そこをご理解下さい。」
「あの時Y巡査が一言謝罪して去っていったら私もここまで言いはしませんでした。警察の国家権力に対して一市民は弱いものです。」
「国家権力などというものではありません。」
「そこをちゃんと指導しておいてください。」
「わかりました。」
「お願いします。どうもお手数かけました。」
 
 これ以上追及するのは本意ではない。タダのバカなクレイマーでしかない。

 さて、警察に引っ張られる恐れは誰にでもある。絶対やってはいけないこと。
『警察に触れる』即公務執行妨害で逮捕される。面倒なことになる。
『交番に入る』警官は「それじゃ、交番で事情を聞きましょう。」と来る。これは危ない。その日に帰れなくなる。暴力団が事務所に引っ張り込むのと同じ。任意であることを確認して必ず拒否すること。
 携帯のボイスレコーダーを堂々と官憲の前でセットして録音する。官憲は録音に極端に弱い。こちらがビビルと図に乗ってくる。ここも暴力団と同じ。落ち着いて対応する。
 官憲の質問には「何故そんな質問をするのですか?」「その質問に答えなきゃいけない法的根拠は何ですか?」と質問で答える。これは犯罪ではない安心していい。

 私が参考にした書籍はもう絶版だがネットにはある。
 『二見書房 千代丸健二著 無法ポリスとわたりあえる本』
 
 これはいざというとき必ず役に立つ。車に積んでおいて検問受けたらこの本を見せて
「この職質は任意ですね。」と確認して拒否しよう。もちろん時間があれば『職質』に応じても構わないが、さっさと帰ってビール飲んでたほうがよっぽどマシ。

 私はこの『小さな闘争』を経験して、今後一切警察に協力することは止めにした。今後『職質』には一切応じない。捜査に関しても一切協力しない。『小さな闘争』は『小さな抵抗』に変わった。警察は善良な一市民の協力を失った。
 尚、困ったら「人権110番」03-3374-6078が相談に乗ってくれる。今回も適切なアドバイスをもらった。任意団体。
 法務省の人権擁護局は全くあてにならない。給料泥棒でしかない。一日中何やってんだろう。勘々よりバカが税金で飼われている。(ごめん勘々)
 この掲示板を見てるかもしれない。警察は恐い。
 ※参考 H・フォンダ『間違われた男』監督A・ヒッチコック。W・スミス『エネミーオブアメリカ』監督トニー・スコット

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2009年08月11日 07:11に投稿されたエントリーのページです。

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