久しぶりの人権落語。といってもまだ高座には上がれない。人権落語のお手伝い。今回は『直角・勘心コンビ』初めてのコンビ結成。
福岡で初めて人権落語をやったのはおそらく露乃新治師匠だろう。
それを聴いて「こういう演り方もあるんだ。」と人権落語を始めたのが今から１３年前。歴史に残る第一歩だった。
一番最初のコンビは知らない人が多いだろう。何と『勘朝・勘洋コンビ』ちなみに勘洋が小学校２年生。場所は中央市民センター大ホール。
よくもまぁあんな大きなホールで事情もよく知らない勘洋を連れてやったもんだ。今更ながらに感心する。病気だったとはいえ（笑）。今なら恥ずかしくてお断りするしかない。まさに、恐いもの知らず。でもアレがあったから今日の新コンビが結成された。
コンビの変遷は『勘朝・勘洋（牛ほめ）』→『勘朝・勘也（牛ほめ）』→『勘朝・勘珍（金名竹）』→『勘朝・勘タン（代書屋）』→『勘朝・直角（粗忽の使者・堀内）』→『直角・勘タン』→『直角・勘楽』→『勘タン・勘楽』→そして新コンビ『直角・勘心』となっている。もしかすると非常に珍しいコンビも結成されているかも知れない。（そういえば『直角・つき菜』っていう超レアなコンビもあったな。）
３年間ほど例のごとく冬眠状態だったので何が起こっていたか知らない（笑）。笑い事ではないかも知れないが（笑）。
ここに勘々が登場してないのが不思議。勘々は本バカなのでシャレにならないのかも知れない（笑）。笑い事ではないかも知れないが（笑）。それが内浜落語会。
とにかく新コンビ結成はめでたい。勘心が入門１年目にしてもう公民館周りを始めた。まだ４回目の高座だそうだ。「だそうだ」と無責任ないい方だが勘心の入門を良く覚えていない（笑）。帰ってきたら、いつの間にか知らないおじさんが落語会に入っていたって感じ。（ゴメンね勘心。）
それがいつの間にか上手になって、いつの間にか、公民館でウケている。まだ落語始めて１年目でウケちゃいかんでしょう（笑）。もっと修羅場を回わんなきゃ。
大勢の子どもがワイワイ騒いでる場所とか、高座の前を人が行き来する青空天井とか（笑）。
とにかく袖で観ていても新コンビは結構うまく演っていた。直角が適度に掴んで降りてきて、勘心が『かぼちゃ屋』でお客様に与太郎を感じさせ、直角が『口演』『粗忽の使者』完璧な出来。勘朝がCD係、お客さんの中につき菜やその美人母、可愛い妹までいる。ドカンと来る場面も２，３度あった。
このコンビでまたあちこち回るんだろう。楽しみ。高座に上がりたくなったぁ。つき菜はどう思っただろう。聞いてみたいが今は止めとこう（笑）。これ以上嫌われたらもう二度と戻ってこない（笑）。夢の『勘朝・つき菜コンビ』はあり得ない。