（ドクターショッピングは長くなりそうなので切れ切れに書きます。）
久しぶりに野球を見に行く。７６歳になる母が野球が好きで、親孝行も乙かなと『楽天ｖｓソフトバンク』を観に行く。
前に野球を観たのが３年前の躁の終わりがけ。ご贔屓にして頂いてるＴさんに誘われて、『広島ｖｓ読売』を観戦した。
実は隠れ広島ファンで、大学１年の時、古葉監督率いる赤ヘル軍団に少なからず影響されている。広島の優勝はマイノリティの優勝でもあった。マジョリティを倒す『蟷螂の斧』のカッコよさを十分に味わった。
で、今日の野球。ながながと続いた投手戦。
楽天はピッチャー田中。１３０球投げても１５０㎞出てる。ソフトバンクにヒットが続かない。
実は隠れ楽天でもある。楽天は近鉄と阪急のB級選手で出来上がった球団。そこに逆指名で残った岩隈と、躊躇せずに入団した田中に好感を持っている。江川や元木の日和って腐臭さえ漂う行動とは全く違う。
この日に田中が投げることになるとは、複雑な気持で観戦。
圧巻は、０対０で迎えた９回裏１アウト満塁バッター川崎。外野フライでサヨナラ。WBCで共に戦った二人の対決は満員のお客さんを興奮させた。結果はあっけなかった。たった１球で川崎凡退。続くバッターを三振。田中がマウンドで吠えた！これだけでも観戦した甲斐があった。
幕切れも良かった。１１回裏。２アウト満塁。それまで当たりが無かった５億円プレーヤー松中登場。お客さんはみんなため息の準備。ぞろぞろ帰っていく。
しかし、松中はセンター前にはじき返す。初めてサヨナラゲームを観た。だからといって、興奮はしても感動はしない。以前、『勘朝日記』にも書いたが最近、人がやたら感動する。感動は一生で２～３回で十分。
チケット代は取り戻した。スポーツチケットはギャンブルだ。負ければチケット代はドブに捨てるようなもの。勝てばその価値は有り余るほど。不思議な興業だ。
母を連れて行った野球でギャンブル要素をもった興業の面白さを味わった。
孝行野球。