『7つの贈り物』を観る。映画のセレクトでこういった類の映画はあまり選ばないのだが、二つの理由から観ることにする。一つは秘密(笑)。もう一つはウィル・スミス。
ネタばらしをすると、これから見る人が面白くないので明かさないが、謎解きが隠されている。バラバラだったピースがラストでイッキに一つにまとまる。最後に「あ~ネ!」(最近の中学生のキメぜりふ!)といった結末。結構考えさせながら引っ張ってくれる。
監督はイタリア系らしいがよく知らない。『幸せの力』という映画がヒットしたらしいがその時は鬱だったので全くスルーしていた。笑えない。
展開は時間軸が二つあって(パラレル文法)よく見ておかないと途中でこんがらがる。スタートがラスト10分から始まってリアルタイムへ戻る。こんがらがるが、タランティーノの作風だと思えばいい。
ウィル・スミスが独特なペットを飼っているが、これがポイント…。ネタばらしにかなり近い(笑)。
本題は『Seven Pounds』。Poundsというのはポンドの複数形なのだろうが、きっと別の意味があるに違いない。何だろう、ここはこえび夫の解釈を待たなければならない。
『贈り物』の邦題があってる。『Seven Plesents』でなく何故『Seven Pounds』なんだろう。
そういえば映画中にO・ヘンリーの『賢者の贈り物』をイメージさせる部分が出てきた。そういった絡みで『贈り物』がついたのだろうか。だとしたら結構イケてる邦題だ。
ウィル・スミスは結構スキで昔からよく見ていた。『バッド・ボーイズ』は駄作だがそれ以降は『インディペンデンスデイ』『MIB』『アイロボット』等でスターの座に着いた。評価は低いが『エネミーオブアメリカ』では、渋いジーンハックマンの向こうを張って良くやっていた。
『7つの贈り物』のような役も出来るようになったんだなぁと思った。でも彼は『エネミーオブアメリカ』的な社会派の方があっている(と思う)。『エネミーオブアメリカ』は単なる娯楽だ…。それをいっちゃぁお終い。