吉川潮といえば、立川流の顧問で、
正太郎さんの大師匠、先代の柳朝師匠の一代記、
「江戸前の男」を書いた方ですが、
二代目広澤虎造の一代記の作者でもあります。
浪曲といえば、この広澤虎造を挙げる方も多いそうで、
なんとか手に入れて読んだ、「江戸っ子だったねぇ」。
「江戸前の男」も、「俺の喉は一声千両(これは桃中軒雲衛門)」も、
そして、この「江戸っ子だってねぇ」もそうだけど、
全盛期があって、お酒と女に囲まれて、で、病気で表舞台に立てなくなって、
そのまま亡くなってしまうのが、昔の芸人の人生、だったのかもしれないけど。
かなしいですよね・・・。
特に浪曲は、浪曲師も少ないのはもちろん、
曲師が本当に貴重な存在。
ひょっとしたら絶滅してしまうかもしれない芸能。
いや!そんなことないはず!!!!
だって、国本武春さん、玉川奈々福さん、春野恵子さん、
他にも名前しか知らないけど、若手の方も出てきている。
でも、できれば動く虎造を観たいなぁ・・・。youtubeで探してみるか。