もちろん、ドラマにもお笑いにも同じような傾向とか、
そういうのはあるだろうが、
ロードバラエティ?などで最近よく見かけるのが、
「海外にいる日本人を探して会いに行く」
というもの。
まぁ、昔からこういう企画はあったのだろうけど、最近特に多い。
でも、私が10年ぐらい前に観た番組が、一番やりきれない内容だった。
それは、日曜の深夜に放映される「ドキュメント」で紹介された、
ロシアから帰国した日本人のおじいさんに、
他国(ドイツだったかなー)に移民した息子と孫娘が会いに来る、というものだった。
おじいさんは、第2次大戦後、シベリアに抑留され、
現地でロシア人と出会い、結婚。
当時はソ連だったので、とても苦労したそうだ。
その後、民主化になり、一家は移民を決意するが、
このおじいさんのみ許可が下りず、
一人日本に帰国した、という事情だった。
歴史や国に翻弄されたのは、この人だけではない、
というのは簡単だけど、
家族と一緒に暮らせない原因が、
このおじいさんの国籍のせいだから仕方ない、
ということは、私には言えない。