「別れる力」伊集院静
大人の流儀の続編。
まぁ、きっとこの人は、いろいろ我を通して苦い思いもしたのだろう。
でも、こういう人が実はモテる。
言ってることは間違ってはないから。めんどくさいなぁ、とか思うけど。
「我が家の闘争」趙美良
日本人男性と結婚して、東京に住んでいる韓国人女性のエッセイ。
いわゆる、「韓国あるある」満載で、特に目新しくなかったけど、
韓国人の女性とお付き合いしていて、将来結婚を考えている、
韓国語の学習経験や韓国訪問があまりない、
いわゆる「韓国マニア」でない日本人男性には役立つでしょう。
「韓国女子刑務所ギャル日記」あき
日本と韓国の矯正教育を調べないといけない機会があって、その過程で見つけた本。
タイトル通り、マンバギャルが韓国の女子刑務所(韓国では矯導所という)に
入ってた話。なんですが。
その罪状が薬物。詳しくは、
バイトしてたキャバクラの黒服に紹介されて、
マレーシアに行って荷物を受け取るバイトを30万という報酬で引き受け、
仁川空港で捕まったっていう・・・。
最近よく耳にしますよね。そして、必ず報酬は30万。
ちょっと調べてみたのですが、
これには現役の大学生が手配する仕事にも手を染めてて、
当時結構話題になった様子。
で、まあ内容ですが・・・。
タイトルに偽りなく、驚くほどゆるくて、ばかばかしくて、自意識過剰な獄中記でした。
日本でうつだったらしいから、それが拘置所や刑務所でひどくなったんだろうね。
そりゃそうだ。言葉も通じないし。
この経験を糧にして、という割には、
女子刑務所(韓国には1か所しかない)の実情を記録できてないしね。
でも、ほかのところで捕まってたら、この子、死刑だから、
最悪の状況は免れたのかもしれない。