『無法松の一生』阪東妻三郎ver。
色んな男優が演じている。次回は三船敏郎ver。
この作品は、無学な松五郎が戦争未亡人に恋するところが眼目。
ところが制作されたのが、戦中。当時の権力がここを許さず検閲がはいった。
「怪しからん」というヤツ。とんでもない。言論弾圧の一種。
ただ、上映したかった稲垣浩監督。大幅にフィルムをカットし上映。
それを知ってる映画ファンはカットされても観に行った。大ヒット。
今回カットされた部分は観られなかったが、カットの跡を見つける楽しみもあった。
主演阪東妻三郎は役作りのため、自堕落な生活を送る。朝酒、昼酒の日々。
身体を崩した。凄まじい役者魂!
ラストの祇園太鼓あばれうち。
北九州の方々は嬉しいだろう。
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来年も「午前10時の映画祭」がある。来年が13回。
途中一年おやすみがあったので14年にもなる。
伊丹十三作品が二本入る。
さて何でしょう。伊丹作品を二本挙げるならこれでしょう。
『たんぽぽ』『あげまん』は入ってません。あまりいい作品ではナイ(と思う)。