降りしきる雨の中を切り裂いて、「シネラ」へ。
『羅生門』鑑賞。
日本映画を世界が認めた作品。
ヴェネツィア映画祭でグランプリ
アカデミー賞最優秀外国語映画賞
の二大タイトルを受賞している。
木こりと僧侶が驟雨の中半壊した羅生門からスタートする。
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検非違使の白砂上で三船敏郎・京マチ子・森雅之が憑依した巫女が
それぞれ、自分に都合の良い証言をする。
最後まで事実が解らないで終わる。
決してわかりにくい映画ではない。
フェリーニやゴダールの作品のように、解釈は鑑賞者任せではない。
黒澤明の代表作の一つ。