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『 躁 鬱 物 語 』

 第Ⅱ章  次男

 ここでキーパースン:次男が登場する。

 私は人生で、何度腕時計を無くしているか解らない。

 で、Ωシーマスターを孫まで代々譲ることにした。

 私のやせ細った腕のサイズが、合うか心配だったがピタリとはまった。

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 営業マンの腕にとても似合う。

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 それから約二年。

 躁ゾーンに突入したので、お守りのために腕時計を貸してもらうことに。

 「例の時計貸してくれん?」
 返信なし。
 「どうしたと?」
 返信なし。

 数日後返信あり。
 「実は3月になくした、ゴメン。」
 愕然。

 一気に鬱ゾーンへ。

 79万円はいたい。
                (つづく)

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2018年07月10日 05:24に投稿されたエントリーのページです。

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