「見世物」というと、おどろおどろさを感じる。
ましてや、「見世物小屋」ともなると裏社会の一端とも思える。
見世物は日常の生活にない事物を観られる。
「見世物小屋」はもう放生会くらいでしか興業されてない。
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話は急展開して、大相撲。
連日の満員御礼。
大相撲をスポーツととらえている方は大きな間違い。
大相撲は見世物。
日常の生活にはない力士が、力闘する非日常。
見世物の典型。
スキャンダルさえ呑み込んで大勢を集める興業。
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商店街寄席も見世物。
日常に見られることのない、芸事を観ていただく。
ただ、日常の会話と変わらない語り芸なんて聴いても要らない。
見世物になる語り芸を作り上げるのは、かなりの心構えが要る。難しい。
商店街寄席は見世物になっているのだろうか?