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警察番組

 警察番組が各局で放映されている。
 『警察24時間』だとか『逮捕の瞬間』の類。

 おそらく皆、娯楽時間帯で茶の間で観てるのだろう。
 もう茶の間は無いにしろ、家族の話題になっている。

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 偏屈な私はココで小さな警鐘

 ほとんどの視聴者つかまえる側に立っていると思うが、捕まえられる側について。
 三者の構造。

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 捕まえる側:勝者:警察と、捕まえられる側:敗者:加害者。観てる者たち娯楽者。
 三者。

 この構造を解くのは難しい。

 成育歴が代わっていれば、立場が逆転している。
 噛み砕くなら、手錠をかける側と掛けられる側がchangeしていても、おかしくない。

 捕まえる側と俘虜される側の転換。
 その小さな転換点に警察の愚かな多くが全く気付いていない。

 警察というのはその程度の組織
 そんな浮薄な組織が司法の手先になっているのが、情けない。
 ただ、抗って成功した歴史が過去2000年無い。
 警吏は怖い。人権を平気で剥奪できる。
  参考)『冤罪file

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 私は加害者の正当性を訴えるつもりは毛頭ない。

 ただ、勝者として映し出されている警察と、
 敗者として映し出されている加害者の画像にどうも納得がいかない。

 敗者たちはほとんど100%社会的弱者。
 好きで、搾取しようとしたり、殺人したり、強姦したりはしてない。
 弱者ゆえの犯罪
 
 そこに気がつかなければ、この手の番組を、組みとけない。

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 かつて、永山則夫という歌人にして、死刑囚が(収監後、己の歌人性に目覚めた)。
 「私の殺人は無学ゆえの犯罪だ。」と見事に社会犯罪を喝破した。
 死刑が執行されて数十年経っている。

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 捕まえる警察官:地方公務員:勝者は、勝ち誇った顔で犯罪者を捕まえる。
 そこに、社会的弱者を慮る気配は感じられない
 かえってメディアに取り上げられて、誇らしげに感じられる。少なくとも私には。

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 犯罪被害者方々の感情を思うと忸怩たる思いがつのる。
 「極刑をお願いします。」
 まさにその願いに共感できる。

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 犯罪者が金持ちの両親のもとに何不自由なく育てられていたら、
 犯罪そのものが起こらなかった。

 間違いなく犯罪は格差を源泉としている。
 
 「じゃ痴漢は?」
 これにも明解ではないが弁護の余地はある。
 痴漢者達は日常の性的欲求がつのって、行動を起こす。
 彼らが始皇帝の生活を送っていたら痴漢などと言う
 リスクの高い、バカバカしい行為には及んでいない。

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 私が今回訴えたいのは
 勝者と敗者。そしてそれを娯楽として観ている大多数の視聴者の構図。

 蛇足。
 勝者と言われる警察組織。つい200年前はチョ〇リといわれる被差別身分だった。
 漢字変換できない位の被差別身分。

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 今回の勘朝日記はちょっとヘビネタだった。

 で、次は久々ネタばれ映画ネタ『ギフテッド』のココロだ―!

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2017年12月04日 17:08に投稿されたエントリーのページです。

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