1983年公開だから、もう就職していた。なぜ観てなかったのだろう?
『戦場のメリークリスマス』 ※中洲大洋にて上映中
おそらく仕事に没頭していたのだろう。
私でも仕事が楽しくて仕方が無い時期はあった。
誤解を生じるといけない。現役時代仕事をかまけたことはナイ。
ただ、今60代過ぎて、観てよかったと思う。
20代で『戦場のメリークリスマス』は理解出来ない。
すくなくとも当時の粗忽家勘朝には理解できてないハズ。
坂本龍一とデビッド・ボウイのせつない恋愛には気がつかなかっただろう。
デビッド・ボウイが作品中に出て着た時、坂本龍一が一目ぼれした感がビシリと伝わってきた。
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デビッド・ボウイという人物を良く知らないけど、
(だったら書くなっての)スクリーンに登場するだけで絵になる。俳優でないのが不思議。
また、彼を使った大島渚の慧眼に恐れ入る。
坂本龍一にしろ、ビートたけしにしろ、
俳優そっちのけでこんな佳作をつくる。彼の手腕に呆れる。
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デビッドボウイと坂本隆一のラブシーンをもっと深めて良かったと思う。
結構美しいゲイシーンだった。
高校生の頃なら「気持ち悪い」といった差別表現だけで終わってただろう。
ただ、ゲイの存在が今ほど認められてなかった当時、前衛的な画像だったハズ。
その後『月と太陽にそむいて』、デカプリオあたりから
ゲイをテーマとした作品が日の目を浴びるようになってきた。
今年アカデミー賞『ムーンライト』では黒人ゲイがテーマになってた。
ただストレートな私は、今でも苦手な分野。
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で、次は好きな分野「ガールズ・アクション」のココロだぁ~。