昔から落語にこだわった興業師=イベント屋を目指してきた。
時には、自分たちの力不足に活力に檄を飛ばしたり。
率先垂範というように自分を表現者としたり。
時には、この芸にお足を払わない、お客のせいにしたり。
精一杯やってきて、40年。
1000万人の東京、500万人の上方、それに比べて150万人の福岡の違いか。
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『皿屋敷』を演じる中で興業師=イベント屋をちょっと揶揄する言葉を入れているが、
興業師は難しい。表現する側の方が楽だけど、
表現する側は泳ぎ続けなければ死んでしまう。
エンターテイメントはラビリンス(迷宮)。
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先達だった、Iさん。KさんTさん。
私は彼らの後を追いながらやってきた。
そして私も一敗地にまみれた。残念ながら認めざるを得ない。
三池炭鉱レベルの特需がないと「芸」は育たないのかもしれない。
私だけではない、これから先日本人は老いも若きもサバイバルしていかなければ。
イヤ、この70年間の日本人と、
1603年からの260年間の日本人だけ、サバイバルしてなかったのだけかもしれない。
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イベント屋の愚痴。