捨てることがこんなに困難だとは思わなかった。
もともと自分を捨て上手だと思ってた。
ただ、究極の選択を迫られた時、迷い、惑う。
衣類は随分捨てた。(または勘〇に押しつけた。)
書籍も随分捨てた。(または貰ってくれた。)
今戸惑ってるのは情報の捨て時。
写真アルバム類はアッサリ捨てられた。
自分の卒業写真集も職業としての卒業写真集なんてなんの未練もなく捨てた。
ココに来て究極の躊躇。
映画DVDビデオ、映画パンフレット、チラシ類。
『2001年宇宙の旅』『シャイニング』のパンフレットを捨てるというのは
己のアイデンテティを否定するくらい辛い。
鉱石・結晶類は残すから、
マニアに垂涎の情報の類を捨てる、と臨んだ。
がやっぱり煩悩。捨てるのに辛い思いをした。
人類の文化、一挙に何かの禍がないとスクラップアンドビルドはかなり難しい。
アルカイダが世界遺産の石窟をはかいするとか、空襲で東京中の文書を焼かれるとか、
広島・長崎・福島だとか。
自然災害・人災があると結構諦めがつくのかもしれない。
映画のパンフレットにはまだ未練がある。