アメリカにも当然リベラル≒良識派がいる。
彼らが西部劇の矛盾をついてきた。
騎兵隊=善。インディアン(ネイテイブアメリカン)=悪 の間違い。
侵略者こそ移民者である「白人」。
『ソルジャーブルー』という、騎兵隊の残虐史が映画になったりした。
ハリウッドが西部劇を作らなくなった。
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そこで西部劇を作り始めたのが、イタリアやスペイン。
イタリアが造った西部劇をマカロニウエスタンと表現した。
インディアンが悪役でなく、無法者VS孤高のガンマン。
構造は日本の任侠映画と似ている。
ほとんどがB級作品だが
『荒野の用心棒』『夕陽のガンマン』『続夕陽のガンマン』『荒野の1ドル銀貨』などの名作もある。
クリントイーストウッドはイタリアに渡り、マカロニウェスタンで活躍する。
そのほかジュリアーノジェンマや、フランコネロらのマカロニウエスタン役者が出てくる。
駄作が多かったが、それなりにファンは多かった。もちろん私も。
今マカロニウエスタンDVDシリーズが発売されてることからもコアなファンがいる。
(続く)
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こえびと楽狐が落語を語ってくれるから、安心して映画について語れる。ありがたい。