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西部劇・ウエスタン 2

 アメリカにも当然リベラル≒良識派がいる。
 彼らが西部劇の矛盾をついてきた。
 騎兵隊=善。インディアン(ネイテイブアメリカン)=悪 の間違い。
 侵略者こそ移民者である「白人」。
 『ソルジャーブルー』という、騎兵隊の残虐史が映画になったりした。
 ハリウッドが西部劇を作らなくなった。

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 そこで西部劇を作り始めたのが、イタリアやスペイン。
 イタリアが造った西部劇をマカロニウエスタンと表現した。

 インディアンが悪役でなく、無法者VS孤高のガンマン。
 構造は日本の任侠映画と似ている。
 ほとんどがB級作品だが
 『荒野の用心棒』『夕陽のガンマン』『続夕陽のガンマン』『荒野の1ドル銀貨』などの名作もある。

 クリントイーストウッドはイタリアに渡り、マカロニウェスタンで活躍する。
 そのほかジュリアーノジェンマや、フランコネロらのマカロニウエスタン役者が出てくる。
 駄作が多かったが、それなりにファンは多かった。もちろん私も。

 今マカロニウエスタンDVDシリーズが発売されてることからもコアなファンがいる。
  (続く)

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 こえびと楽狐が落語を語ってくれるから、安心して映画について語れる。ありがたい。

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2016年10月25日 18:00に投稿されたエントリーのページです。

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