たしか、丸谷才一のエッセイにも『あいさつは難しい』というのがあった。
誰でもやるけど、ほぼ１００％が聴くに堪えない。むろん私も含めて。
この時期、離退任や就任着任のあいさつを聞きどおし、うんざり。
人生を語ったり、自分がどんな困難を克服してきたか自慢されてり。
最悪は途中で感極まって泣き出す愚か者。
一応公式の場なんだから、感情的になってはいけない。
最最悪は、顰蹙買ってるにかかわらず、長々語る奴。途中で文脈が完全に外れてる。
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そんな中、微笑ましかったのが
先日『春野恵子』打ち上げの、勘〇のあいさつ。
脂の乗った現役バリバリの芸人さんを前にして、のあいさつ。
ベタで、短くて、笑いをとってた。笑いと言っても「失笑」なんだけど。
となりでマネージャーさんが
「いえ、おもしろいですよ。」と弁護していたのがまた物悲しく、可笑しかった。
勘Ｓのあいさつ。次が楽しみ。やってくれるかなぁ。聴きたくなる。