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被害者としての清原

 この手の話題に乗りたくないが、根っこを見失わないように、一考察。

 清原と言う希有なアスリートがどこで、蹉跌の第一歩を踏み出したか。
 それは清原、桑田のドラフト会議から。

 あまりにかわいそうな清原が残った。

 知らない方もいるだろうから、ちょっとレクチャー。
 20年に一度の選手がドラフトに二人もかかった。
 読売はどっちか一人でも獲りたかった。
 そうなったときの読売はいつも信じられないあざとい方法を取る。
 目的達成のためなら手段を選ばない。

 桑田と密約して、桑田に早稲田進学を表明させる。
 これはどの球団も桑田指名をさせないため。桑田もそれに乗る。

 11球団は桑田を外す。日本中桑田のプロはないと確信していた。

 一方清原は巨人を逆指名。他の球団から指名されたら浪人すると明言。
 実際プロ野球浪人がいたので日本中清原は巨人に行くだろうと思っていた。
 下地はできた。

 ドラフト当日。
 何と清原指名に西武が出た。そして巨人はなんと「桑田」指名。

 無辜なる清原は穢れた大人たちの手腕に欺かれ泣いた。チームメイト桑田のずるさに泣いた。

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 ここが清原のシャブ漬けの原点。間違いない。

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 そんな清原に昨日桑田が
 「立ち直ってほしい。」って。
 ばかばかしい。お前達(含む読売)が遠因だろう。

 気付いてる方もいるだろうが、
 清原バッシングの方が面白い(売れる)からそっちへ群がる。
 だからテレビ屋が嫌い。

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2016年02月05日 06:31に投稿されたエントリーのページです。

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