続きから。
人間に限らず、類人猿はこと自分の遺伝子を持った子どもとなると、感覚が狂ってしまう。
特に人類は顕著。
「生産性の高い」子どもを欲しがる。
※「生産性の高い」とは、就職してからの稼ぎ嵩が多いということ。
ハイタレント(プロスポーツ選手・売れっ子芸能人)・国家公務員Ⅰ種・医者・弁護士・etc
自分の子どもがその域に達するなら、手段は選ばない。
おおよそ例外を知らない。
子どもへの望みを託すために、突き抜けた母親は、父親以外の遺伝子さへ厭わない。
性交はしなくとも、優れた(ここは微妙。かなり。)と思われる遺伝子を胎内に組み込む。
すなわち。眉目秀麗。意気軒昂。風邪に強く。
若年性アルツ因子を持たずパーキンソン病も出痔も糖尿遺伝子も持たず。
エボラにも狂犬病にも抗体を持った。
母に優しく。嫁いできた妻に厳しい。
男の子を欲しがる。
気持ち悪い。
今風で表現するなら、キモッ。
笑ってられない時代もあった。
優生学。
似非学問が流行した。実は今でもその残滓はある。
人類不倶戴天の敵、ヒトラーが、その学問を国是として大量虐殺(ホロコースト)をやる。
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子どもの健やかな生育を願うのは親として当たり前。
ただ、具体的な手段・手法としてセレクトするのは遺憾(に思う)。
ましてや、子どもの未来をお金で買うのはおかしい。
疑似家族として、金で犬猫を買うのと変わりなくなる。
犬猫自慢の方にわるいけど、値札が気にかかる。
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上手くいく子育てなんてありえない。
子どもはリスク・コスト。子育ては厳しく大変。ただ、そこに他に類を観ない置換しがたいアガペーがある。
だから、子どもにとって親は、親に取って子どもは深く敬愛できる存在となる。
親も子どもも、生き抜く覚悟がいる。
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何だか、本来書きたかったこととずれてしまったような気がする。
変に道徳じみてる。
客観的に読んで、嫌いだな、この文章。
脳が明晰な時、書きなおす。