« 生きていく「覚悟」 ③ | メイン | 浮世絵展 »

『生きていく覚悟』 ④(執筆中)

 続きから。
 
 人間に限らず、類人猿はこと自分の遺伝子を持った子どもとなると、感覚が狂ってしまう。
 特に人類は顕著。
 「生産性の高い」子どもを欲しがる。
    ※「生産性の高い」とは、就職してからの稼ぎ嵩が多いということ。
      ハイタレント(プロスポーツ選手・売れっ子芸能人)・国家公務員Ⅰ種・医者・弁護士・etc
 
 自分の子どもがその域に達するなら、手段は選ばない。
 おおよそ例外を知らない。

 子どもへの望みを託すために、突き抜けた母親は、父親以外の遺伝子さへ厭わない。
 性交はしなくとも、優れた(ここは微妙。かなり。)と思われる遺伝子を胎内に組み込む。

 すなわち。眉目秀麗。意気軒昂。風邪に強く。
 若年性アルツ因子を持たずパーキンソン病も出痔も糖尿遺伝子も持たず。
 エボラにも狂犬病にも抗体を持った。
 母に優しく。嫁いできた妻に厳しい。
 男の子を欲しがる。

 気持ち悪い。
 今風で表現するなら、キモッ。

 笑ってられない時代もあった。

 優生学。
 似非学問が流行した。実は今でもその残滓はある。

 人類不倶戴天の敵、ヒトラーが、その学問を国是として大量虐殺(ホロコースト)をやる。

 ---------

 子どもの健やかな生育を願うのは親として当たり前。
 ただ、具体的な手段・手法としてセレクトするのは遺憾(に思う)。

 ましてや、子どもの未来をお金で買うのはおかしい。
 疑似家族として、金で犬猫を買うのと変わりなくなる。

 犬猫自慢の方にわるいけど、値札が気にかかる。

 ========

 上手くいく子育てなんてありえない。
 子どもはリスク・コスト。子育ては厳しく大変。ただ、そこに他に類を観ない置換しがたいアガペーがある。
 だから、子どもにとって親は、親に取って子どもは深く敬愛できる存在となる。
 親も子どもも、生き抜く覚悟がいる。

 ======

 何だか、本来書きたかったこととずれてしまったような気がする。
 変に道徳じみてる。
 客観的に読んで、嫌いだな、この文章。
 
 脳が明晰な時、書きなおす。

About

2015年08月31日 19:43に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「生きていく「覚悟」 ③」です。

次の投稿は「浮世絵展」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.32