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『王様と私』

 名作なのに、初見。

 今の時期(2015年)欧米人の差別観をどうこう言ったってしょうがない。
 大英帝国がここまで堕ちるとは当時誰も予想できなかった。
 その夢の時期を、描いた作品。

 ハリウッドに大セット(模擬背景)をしつらえてる。

 そして、差別観で満ち溢れている。
 差別観に気分が悪くなる。
 「アングロが描いたユートピアこそ人類の夢」って、結構チムグルシイ(=むかつく)。

 今時(2015年)こんな作品を手がけようものなら、あちこちで尊い犠牲を強いることになる。

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 なんの取り柄もない作品だったはずだけど、
 ラスト間際に、とんでもない心喜ばせる旋律の歌が埋め込まれている。

 『shall we dance』

 メロディラインは恐ろしい。
 鑑賞者の同一性を一気に持っていく。

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 この作品に悪意を持ってないが、淀〇調の映画礼讃に惑わされていないことの証明。 

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2015年08月15日 17:53に投稿されたエントリーのページです。

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