日本は今現在小さな政府を目指して行政改革を進めてる。
中央集権では小回りが効かない。住民との距離が近い地方の政府。
これでフットワークが軽い行政サービスが行われる。
ところが、逆行する行政方針がこっそり出されつつある。
教員免許の国家試験化。
ばかばかしい。
今現在何の支障もない免許制度なのに、国策が介在する。
どうせ継続審議になるのだろうけど、次か、その次の国会で論戦になりそう。
教員免許を取得するのは、大学をふつうに出てればさほど難しい事ではない。
一般教養と、心理学、教育学の序論を取ってればOK。
ただ、教員免許とプロ教師には大きな壁が立ちふさがる。
教師のプロになって飯を食うにはただ事ではない、現場の実践がモノを言う。
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世間一般社会に教員免許を持ってる者は推定で80万人いるとされる。
(毎年20000人教員免許発行。20年存命×変数)
ただ、免許保持者の8割がプロとして教育現場にいない。あまりに過酷な教育現場。
免許保持者も、免許更新制度で保持資格を無くしてる者が毎年1万人出ている。
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教員免許を国家試験にして、いい事は何もありはしない。
現場の教員にとっても、子どもたちにとっても、保護者にとっても、何も変わらない。
そこに、国家権力の狡猾な意図がある。
ここに気付かなければこの問題の核心を見抜けない。
隠された悪を見抜けない。
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70年前。
教育の国家統制で日本人だけでなく、
韓国人もアメリカ人も中国人も世界中に多大な迷惑を被ったことを思い出せばいい。
百害あって一利なし。バッサリ。