小泉純一郎の政治で、とても感銘をうけた政策がある。
それまでのどの政権でもなしえなかった。
細川護煕(新日本政党)も村山富一郎(社会党)も出来なかった。
ハンセン氏病解放と謝罪。
当時厚生労働大臣 坂口力(公明党)
日本行政の誤りだとして全国紙に謝罪広告を載せた。
もう10年以上前。
その時の広告を切り抜いた。ただしどこにしまったか忘れた。
総動員で引っ越した内浜ライブラリーのどこかにある。
----------
ハンセン氏病の隔離政策がようやく、糺(ただ)された。
小泉純一郎は、気の遠くなるような長期間の、ハンセン氏病患者への差別と偏見を糺した。、
悪法を無くし、謝罪した。
この謝罪に、反対することはあり得ないと思った、そんな矢先。
熊本の某ホテルがハンセン氏病患者の宿泊を拒んだ。
「ハンセン氏病患者と同じ風呂に入ると他の客の迷惑」とびきりの差別発言。
売出し中の黒川温泉が大ダメージを受ける。
大問題に発展し、裁判闘争になりホテルは営業停止。
ホテルは潰れた。社会的な制裁が処されることになる。
隔離政策は法律で厳しく制限される。
黒川温泉の負のイメージは当分続く。
今でも意識的に足を向けない客は多い。もちろん私もその一人。
--------
つまり、日本人なら、だれでもこのような隔離政策のおかしさを知ってる。
バカが一人いた。
お嬢様学校で、乳母日向(おんばひなた)で育ち、
差別意識だけは誰よりも強欲な老女。曽野綾子。
今更ながらに隔離政策がいいと思っているアナクロバカ。
今回の発言は、そう言うこと。
(続く)