ネーミングが凄い。
1961年ソビエト作品。
邦題を誰が付けたか知らないが、詩人でない事だけは解る。
萩原朔太郎、山村暮鳥あたりのわけがない。
内容もまたすごい。
レンタル店にもない、商業映画小屋にかかることもありえない。
ということは、人生上最初で最後の鑑賞。
評価は難しい。
かつて存在したソビエトと言う国で、
めぼしい才能がほとんどない国家公務員監督が
SF作品を造るとこれが出来る。
といった共産主義古典SF。
さすがのマルクス・レーニン本人も、染まった連中も評価しない(と思う)。
コメディでもないのに笑いがこぼれる。シンパの私は辛い立場。
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金星を果敢に表現していることだけは、評価に値する。
ただ、その頃資本主義陣営で
『宇宙家族ロビンソン』を撮っていたことを考えると、現実の経済力の違いに圧倒される。