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『火を吹く惑星』

 ネーミングが凄い。
 1961年ソビエト作品。
 邦題を誰が付けたか知らないが、詩人でない事だけは解る。
 萩原朔太郎、山村暮鳥あたりのわけがない。

 内容もまたすごい。
 レンタル店にもない、商業映画小屋にかかることもありえない。

 ということは、人生上最初で最後の鑑賞。

 評価は難しい。
 かつて存在したソビエトと言う国で、
 めぼしい才能がほとんどない国家公務員監督が
 SF作品を造るとこれが出来る。

 といった共産主義古典SF。
 さすがのマルクス・レーニン本人も、染まった連中も評価しない(と思う)。
 コメディでもないのに笑いがこぼれる。シンパの私は辛い立場。

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 金星を果敢に表現していることだけは、評価に値する。

 ただ、その頃資本主義陣営で
 『宇宙家族ロビンソン』を撮っていたことを考えると、現実の経済力の違いに圧倒される。

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2015年02月16日 18:41に投稿されたエントリーのページです。

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