タルコフスキーの名作SF『惑星ソラリス』
噂には聞いていたが初めて観た。
ロードショーを見逃していて、リバイバル上映もはずしていた。
この手の作品は、必ず『2001年』の影響を受けている。
地球外生命体とのコンタクト。
スターチャイルドを方鬱とさせる発言。
クラシックを使ったBGM。今回はバッハ。
光で眩惑させるサイケデリックな画像。
バロック調の家具。
そして、無意識界での哲学的な進行。
「幸せなときは、哲学的な問題に興味がわかないものだ。」という発言。
高校生程度には理解出来ない。
そういう作品に何度も挑戦しながら、有能な映画人へと育っていく。
視聴後どっと疲れる。映画酔い。
---------
未来都市の表現に、東京の交錯する高速道路、というのが日本人を喜ばせる。
何の修正も加えてない45年前の東京。
狭い空間に林立するビルを縫うような高速道路の立体感。
タルコフスキーの21世紀未来都市観に合った。