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『アメリカン スナイパー』

 つくづくアメリカと言う国は好戦的な国だと思う。

 映画は彼の国では、ビジネス。良い悪いという論ではない。
 映画の娯楽性は必須。だと思って観ている。

 ビジネスとして成功する作品は、ほとんど面白い。
 それに失敗した作品は、おおむね面白くない。

 だから、南欧系作品に退屈例が多い。
 南欧系(監督)らの作品コンセプトは、文化に比重を置いている。

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 で、『アメリカン スナイパー』
 アメリカ人の正義を焦点化した作品。

 WASPと言われる、白人アングロサクソン新教徒民主主義が人類最高を礼讃した作品。

 『フォレストガンプ』鑑賞後の、イヤーな感じが残る。

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 アメリカ戦争礼讃・懺悔作品。
 『ソルジャーブルー』 (先住民駆逐戦闘)
 『ダンス ウイズ ウルブズ』 (南北戦争)
 『史上最大の作戦』 (第二次世界大戦)
 『ここより永遠に』 (太平洋戦争)
 『ディアハンター』 (ベトナム戦争)
 『7月4日に生まれて』 (ベトナム戦争)
 そして
 『アメリカン スナイパー』 (イラク戦争)

 きっと今やってる対イスラム国戦争作品も出来る。

 腕っぷしだけは負けない国。
 キャラクターとしてはつきあってやってもいいけど、近づき過ぎては危ない国。

 そんなことを気付かせてくれる作品。

 戦争を美化している。
 この程度にころっとだまされているようじゃダメダメ。

 クリントイーストウッドのワースト3に入る。
 『硫黄等玉砕』の熱はない。

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2015年02月21日 19:54に投稿されたエントリーのページです。

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