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木下サーカス

 ウチの連中の評価が何件か入ってるので、期待して観サー。

 実に楽しかった。
 客をこれだけ満足させられるプロ集団は、ざらにない。

 呼び込み:会場引き込みのヨタな連中からして、サーカスの雰囲気満載。
 サーカス芸はどこか後ろめたい昭和の便所臭さが漂ってる方がいい。

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 番組は
 道化・ジャグリング・通り抜け・マジック・動物・イリュージョン・バイクそして、空中ブランコまで。
 一気に2時間。
 ダレ場の客イジリ。プロの興業師の腕前までたっぷり堪能。
 小屋外のウラがなしさまで含めて、満点。

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 サーカス芸の「血」は今話題になってる地域とかなり関係がある。

 あの地域は、沖積世~洪積世にかけて砂漠化が進んでいた。
 つまり、農業出来ない。作物が育たない。

 そこに、ゲルマン人だとか、十字軍だとかで西から大量にヒトが流れてきた。
 そこで、多くの人が流離(さすら)うことになる。

 で、ボーア人、ボヘミアン、ジプシーだとか野営流民・今では難民とも表現する。
 彼女らは春を鬻ぎ、そして野営しながら流民芸人として生き抜く。

 木下サーカスを、この視点で語れるようになると、結構本物。

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 なんでヨーロッパ人が?
 と思うなかれ。
 彼らはゲルマン民族から略奪・強姦された者たち。
 顔は西欧でも心は、東欧から中東。
 ハイブリッド人。

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2015年01月26日 18:46に投稿されたエントリーのページです。

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