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勘楽独演会

 勘楽独演会。

 どうも、私が勘楽を褒めるということは、おかしなことだと、最近気が付いた。

 勘心や楽狐を褒めるのと、・・・ちょっと違う。いやかなり違う。

 権太郎は決してさん光を人前で褒めない。本人の前でも褒めないらしい。

 志ん朝師匠が志ん上師匠を褒めてるのを聞いたことがない。
 たとえ志ん上真打披露パーティー会場挨拶でも褒めてなかった。
 別の話題で笑い取ってた。

 で、私も勘楽への評価はしない。

 周りのスタッフが良かった。その道の苦労人ばかり。
 ただ、どら担当は除く。
 おそらく、楽狐だ。勘心は演者だった。

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 勘朝がしゃしゃり出る幕はなかった。
 私がいないのにこれだけクオリティの高い会が出来るとは・・・。素晴らしい。
 
 大向こうだけは私のために取っておいてくれてたのかナ?
 
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 今日の演者の声の違いはどうしようもない。

 10歳から芸事を始めたモノと、中年すぎで始めた者の間には超えられない年季が横たわる。

 勘楽から学ぶところは盛りだくさん。
 間投詞(「えー」「あのー」だという言葉のクラスタ)
 のない語り。力まずに隅々まで通る声。

 満席の客席。最後部の病人席で観ていて満足していた。

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2015年01月24日 20:36に投稿されたエントリーのページです。

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