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天才バカボン

 シンガポール籍の子どもと話してると、時々戸惑う。
 お互いが借り物の言葉でコミュニケーションとってる。

 一番戸惑うのが「時間」。
 シンガポールイングリッシュには時制がない。
 動詞が変形しない。

 英会話ビギナーにはありがたいが、不自由する。
 「行った」か「行きました」か「行きます」か「行くつもり」かがお互い伝わらない。

 言語を奪われた民族の悲哀。
 
 世界随一の貿易国。シンガポール。

 あまり、多く語られてないが、シンガポールがこうなった原因は日本とフランスにある。
   参考:『戦場にかける橋』

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 表現力を奪われた国民は、帰る国がない。
 年中出張してるサラリーマン。
 国境がないだけ、グローバルなのかもしれない。
 
 そういえば、華僑というライフスタイルはココだった。
 これでいいのかもしれない。

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 バカボンのパパ。
 「これで、いいのだ。」
 天才バカボン。半世紀近く遅れて、ようやく理解しつつある。

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2014年12月19日 19:34に投稿されたエントリーのページです。

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