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『万能鑑定士Q モナリザの瞳』

 午前中、久しぶりの公民館。
 行く予定ではなかったけど、逆指名に弱い。
 別府公民館。

 はねた後、映画。
 時間帯が『万能鑑定士』に合ってたから、ダメもとで観賞。
 こういうスタンスも大切。
 おそらく絞って・集中した上の観賞だったら、思い切りすかされて、腹立ちまぎれの日記だった。

 あいかわらず、大根ぞろいの下手な作品。
 ではあるが、そこそこセオリーは踏んでて、退屈はしなかった。

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 コナン・ドイルが組み立てた、記号としての「ホームズ」役と「ワトソン」役の二人で謎解きが始まる。
 この奇矯なスタイルのミステリーは一番安心きる。

 ちなみにこの融通の利かない二人のセットは古典だけどじつに安定している。
 明智小五郎と小林少年は言うに及ばず。
 銭形平次と岡っ引きの八。
 半七獲り物。むっつり右紋
 江戸川乱歩・横溝正史・甲賀三郎・山本周五郎そして万能鑑定士に続く。

 その背景を知らなくても、理解できる。原点を知ってると、このシーンはこのオマージュ・これはこのパロディ。これはオリジナル。・・・。といった楽しみが出来る。
 ただ、その領域に達するまでゆうに50年と言う無為な映画・読書が必要になる。
 これって結構無駄(涙)。そう黒岩涙香まで知ってるともう病気。

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 もちろん『万能鑑定士』を書いた彼は黒岩涙香も、『スケッチブック』も知ってて書いてる。ただ読者がバカだから、感激してるだけ。
 火曜サスペンス視るより、観るに越したことはない。程度の作品。

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 小保方さんが出る(笑)。綾瀬嬢をちょっと見なおした。
 定番黒のビビアンラインで登場。笑った。
 完全に理化学研究所を笑ってる。
 あそこの天才たちはこういうバカ作品は見ない。


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2014年06月14日 19:00に投稿されたエントリーのページです。

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