50代も後半にさしかかってくると、人生のいろいろな部分が視えすぎて、おぞましくなることがある。
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大きなニュースではないが、福岡市で
「生活保護不正情報」受け付けが始まった。
簡単に言うと「密告」受け付け。
嫌な感じ。
ただ、この「嫌な感じ」には根っこに当たる「「(二重の)嫌な感じ」」がある。
生活保護を不正に(正義でない)ルートで受けてる者が、かなりな数になってるらしいということ。
ちなみに関西のとある自治体では不正受給は福岡の倍以上・・・。
ただしく税金を払っている家庭が、ごみ廃棄・死体焼却・道路補修その他の受益(公共の福祉)を受けられずにいる。
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生活保護を不正に(=正義でない)ルートで受けてる者を、密告(=正義でない)で受け付ける。
正義が絡んで、どこが不正義か、目くらましになってる。
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税金が、不毛な使われ方をしている。
税金支払いを、不正義な方法で逃れている者も多くいる。
だから、最も解りやすい直接税の消費税に賛成している。(主語:私)
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この不正受給者を一番よく知ってる集団は、公立学校関係者。
ケースワーカーを騙せても、どうしても騙せないのが教育行政関係者。
公立学校に子どもを通わせてない家庭は、そこさえすり抜ける。
ただ、公立学校関係者は、「公務員守秘義務」で不正を暴露できない。法に触れる。
もう一つねじれてるのが、
不正受給者が好きで不正受給してるのではない、ということ。
できるなら、年収2000万を越える、
電力会社社員・海外駐在商社員・国家公務員キャリア組・繁盛してる医院医師になった方がいいと思ってる(にちがいない)。
どこまで正義で、どこから不正義か。サンデル先生でも答えは出ない。
正義はない。
『神は(とっくの昔に)死んだ』