« 『マチェーテ 2』 | メイン | 「よくそんなに、映画観る時間がありますね。」 »

『ネブラスカ』

 多文化共生。という概念がある。

 フランス、カナダ、オーストラリア、アメリカ等の多民族国家では当然の考え方。
 マルチカルチャリズム。

 日本人の多文化共生は少しずれてるが、人類はおおむねこの方向で進むことは間違いない。
 プラグマティズム。熱力学・エントロピーの法則と同じ方向。

 ------------

 多文化共生の最小単位は、ベッドパートナー≒夫婦。
 次が親子。
 こんなに近い存在が多文化共生の原点。
 同棲者・夫婦の完全理解は、ともに死ぬまであり得ない(と思う)。
 腹の探り合いのスリリングな関係。
 母親は特に、我が子は分身と考えてるから、多文化エリアに入りつつある時、止めようとする。止められたままの子どもがかわいそう。自分の人生を送れない。バーチャル子宮にひきこもる。

 よ~く考えると人類は多文化共生抜きでサバイバル出来ない。
 お互いが理解出来ないから『バカの壁』とかいう当たり前の書籍が売れる。

 --------

 で、『ネブラスカ』
 「親子の多文化共生」がテーマ。
 深いけど、作品としては駄作。退屈。

 監督が下手だから。
 今時白黒はない。チラシはカラーなのに(笑)。

 --------

 親父が認知症か、否かで映画の見方がガラリと変わる。

 ただ、痴呆でない70歳以上というのはあり得るのだろうか。
 私は、57で、認知症のエリアに入ってる。
 20~30代の頃あれほど切れ味の良かった思考回路がボロボロ。
 20代から認知症と言われても仕方がない若者も大勢知ってるけど。
 それも、多文化共生。

About

2014年03月10日 21:50に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「『マチェーテ 2』」です。

次の投稿は「「よくそんなに、映画観る時間がありますね。」」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.32