ティーンエイジャー、高校3年生だった。多感な時にロードショーで観た。
凄く打撃を受けた。
その後、何回かレンタルで観た。
「高校生だったから、打撃をうけてたんだろう・・・。」程度の感想。
だった。
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生涯2度目の小屋での鑑賞。打撃を受けた。
高校生の頃の右中間真っ二つのクリーンヒットでなく、渋いセカンド後方のテキサスヒット。
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高校生の頃はJ.ニコルソンサイドでしか観れなかった。
今回例の看護婦長サイドからも観れる年齢。
婦長も犠牲者の一員、ということに気がついた。
あまりに仕事いちずで人間性を見失ってる婦長。
【オールドミス】と揶揄されながら、性体験もないまま一生をささげた看護師としての仕事。
そこに野卑な人間性を隠すことなく突然入り込んで来たJ.ニコルソン。
彼女の人生まで変えてしまった。
あと10年で、穏やかな年金生活に入ってたはずの、彼女の官僚的宗教的一途なワーキングホリック。
婦長を、仕事依存症(ワーカーホリック)と解けばすべて理解できる。
作品中の精神病院の壁は全て依存症で塗り固められている。
患者もメディカル関係者も、すべて。
経営者と官僚だけは、病院の壁の外で高みで見物している。
そこが一番の問題。
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この作品はそこまで抉(えぐ)ってる。 ティーンエイジャーの頃は見えなかった。