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バカ丸出し 3 「酒飲みの悲哀」

 夏の終わり頃。
 ビールを飲もうと思ったら、ビールがない!
 「しまった!」

 冷蔵庫にノンアルコールビールが数本。
 「よし!」

 ノンアルビー(NAB)に焼酎を混ぜて飲んだ、これが意外といける。
 「うまい!」

 調子に乗って、数日、焼酎の銘柄や配合を変えて自分に合うカクテルを追究する。
 
 そして、完成!
 「これだ!」
 A社のNALにT社の乙類焼酎が合う。

 飲みながら
 「これって、いつかどこかでのんだよなぁ。」

 しばし飲みながら、それがホッピーというビールがなかったころの偽ビールだと気が付いた。

 ランニングコストで、第三ビールより高くついてる。
 愕然。
 「ビールがあるのに、ニセビールを飲んでるなんて!」

 ――――――――――

 酒飲みは『飲酒』に対して、自分を見失う。

 山口瞳という作家が『酒飲みの自己弁護』という名エッセイにまとめてる。
 悲哀に満ちている。

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2013年10月11日 19:16に投稿されたエントリーのページです。

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