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いっぱいいっぱい

 若者たちを、観てると、毎日「いっぱいいっぱい」で生きてる。・・・感じがする。

 何に追い立てられているのかは、知らないし、気付きもしない。
 (この接続助詞「し」の使い方は間違ってない。)

 勉強も、仕事も、遊びも、恋愛も、結婚も、出産も、稼ぎ方も、育児も、死に方まで、
 いっぱいいっぱいで、生活している。

 ばかばかしいと思わないのだろうか、たかだか80年前後しかない、短い生活タイムなのに。

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 若い教員時代。
 級訓(教室前面のスローガン)に【遊び半分】と掲示して、当時の校長ともめた。
 
 校長室にあった
 「【よく遊びよく学べ】と同じだ。」と主張したが、

 「【遊び半分】という言葉の裏に君の【不道徳観】が見え隠れする。」との主張に、
 「なかなか上手いこと言うなぁ。」
 と笑って、【遊名人】で落とした。自分の不道徳を否定しない。
 当時日本中の学校で、最高のキャッチだった。

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 今の若者、学生、労働者、教員たちは、遊ばない。遊ぶ時間もない。とにかく追われている。
 子どもとも、同僚とも、異業種とも、労働者とも、わけありとも、後輩とも、先輩とも、プロとも、芸人さんとも遊ばない。
 遊び友達が多すぎるのも困るが、遊ばないのもどうかと思う。

 毎日いっぱいいっぱいの生活。若者達が、疲れきってる。
 いっぱいいっぱいのアンチテーゼとしての、遊び半分

 で、遊び半分を主張する。
 どっちが楽か、誰でも解る。

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 落語でも聴いてりゃ、そのうち解る。

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2013年09月30日 18:59に投稿されたエントリーのページです。

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