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日活の落日

 『殺しの烙印』日活1967年。

 日活と言えば、おしもおされもせぬ、日本映画の牽引映画製作会社。メジャー。

 日活が傾き始めたのが40年ほど前。ロマンポルノ路線で息を吹き返したが、見ごとに沈没。

 原因はポスト裕次郎。
 裕次郎の後がいなかった。

 『殺しの烙印』
 宍戸錠。ストイックなギャング映画。そのうえゴダールの影響を受けた実験的な画像。

 売れるわけがない。
 裕次郎ムービーの成功は、解りやすさ。
 裕次郎の長所を知らずに育ったが、『太陽に吠えろ』は確かに解りやすかった。

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 宍戸錠のペコちゃんほっぺで、殺し屋は無理。どう見てもバラエティー。
 あの顔でニヒルなセリフは、ビートたけしの笑いの餌食。

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 日活の落日は、次世代をリクルートしなかった会社の怠慢が原因。

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2013年09月12日 19:04に投稿されたエントリーのページです。

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