『悪人礼讃』中野好夫が好きで、無性に読みたくなる時がある。
多分に私も悪人呼ばわりされてる(笑)。
噂が耳に入る。いい気はしないが、だからと言って憤慨もしない。
悪人願望が少なからずある。
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「いい人」というのは、どこか軽い、どうでもいい人と根っこは同じ。
【悪者(わるもの)】のスレスレ感は、結構緊張がはしる。
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「虫の好かない奴が親切で、気の合った友達が悪者(わるもの)で・・」(『坊っちゃん』抜粋)常に悪を働く悪人より、ちょっとは加減がきいてる者の感じがする。
悪人(あくにん)となると、、各局面に限らず、総合的に反社会的な行動しかできない者のイメージがある。
ただ、前後の表現によっては社会的に貢献している場合もある。
例:ナベツネは小悪人だが、正力は本物の悪人だった。
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悪女となるとちょっと、色艶が加味される。
悪女に、引き付けられる【いい人】男もいる。
悪がいなくなることはない。存在の意味はある。いい人ばかりだと、つまらない。
勘朝が悪者になって、「悪いよねぇ。」とまた今夜もどこかの会で盛り上がる。
噂話で話題になるくらいがちょうどいい。