« 『第192回 商店街寄席』 | メイン | 楽しい落語 »

子どもの貧困

 少々深刻な話。

 20年ほど前から、子どもの成績がふたこぶらくだ型になってきている。
 どんどんそのコブが離れて行って、今では二極化してしまっている。今後10年は一つにならない。

 それだけではなく、子どもの実態・生活そのものが二極化している。
 
 -----------

 昭和中期まで、ほとんどの所帯が貧乏だったので、多くが「貧乏人の子せがれ」だった。伸びシロがある生活で貧乏は貧乏で活気があった。

 -----------

 今の貧困はソレとは明らかに異なる。

 親の生活が貧困に縛られて、子どもが縛られている。子どもに責任はない。
 が、子どもは単純なのでそれが直接、容姿・行動に表れる。

 -----------

 兆候として、まず太ってくる。服装がチープで派手になり、髪が茶色になる。
 
 親が、高カロリーのジャンクフードで済ませるから野菜を食べなくなる。
 学問への興味が無くなって、ちょっとした困難な学問の時間を拒否する。
 今の努力が将来の生活基盤に繋がることが想像できない。
 
 もっとも安易な方法で楽しさを表現する。髪を茶色に染めて、チープな衣類を纏う。親がそうしている。

 知的向上心がないまま、青年期に入る。
 恋愛の気運は一過性のものと知らずに、若年結婚して出産。で、貧困が再生産される。

 -----------------

 少子化の中、子どもが増えるのはいいが、産まれた時から生活保護。
 3代続いて納税記録が残らない子もいる。
 納税意欲が欠落している。

 国民の三大義務さへ知らない。

 ----------------

 この国は子どもの貧困を断ち切らないと、かなり危ない事になってきている。

 途上国ほどではないにしろ、スラム化の兆候が視られる地区がある。

 ---------------

 子どもは社会の財産。子どもに責任はない。 

About

2013年06月23日 06:25に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「『第192回 商店街寄席』」です。

次の投稿は「楽しい落語」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.32