少々深刻な話。
20年ほど前から、子どもの成績がふたこぶらくだ型になってきている。
どんどんそのコブが離れて行って、今では二極化してしまっている。今後10年は一つにならない。
それだけではなく、子どもの実態・生活そのものが二極化している。
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昭和中期まで、ほとんどの所帯が貧乏だったので、多くが「貧乏人の子せがれ」だった。伸びシロがある生活で貧乏は貧乏で活気があった。
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今の貧困はソレとは明らかに異なる。
親の生活が貧困に縛られて、子どもが縛られている。子どもに責任はない。
が、子どもは単純なのでそれが直接、容姿・行動に表れる。
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兆候として、まず太ってくる。服装がチープで派手になり、髪が茶色になる。
親が、高カロリーのジャンクフードで済ませるから野菜を食べなくなる。
学問への興味が無くなって、ちょっとした困難な学問の時間を拒否する。
今の努力が将来の生活基盤に繋がることが想像できない。
もっとも安易な方法で楽しさを表現する。髪を茶色に染めて、チープな衣類を纏う。親がそうしている。
知的向上心がないまま、青年期に入る。
恋愛の気運は一過性のものと知らずに、若年結婚して出産。で、貧困が再生産される。
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少子化の中、子どもが増えるのはいいが、産まれた時から生活保護。
3代続いて納税記録が残らない子もいる。
納税意欲が欠落している。
国民の三大義務さへ知らない。
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この国は子どもの貧困を断ち切らないと、かなり危ない事になってきている。
途上国ほどではないにしろ、スラム化の兆候が視られる地区がある。
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子どもは社会の財産。子どもに責任はない。