今回からプロデュースを離れた。
勘楽・勘々を中心に、皆で手分けしてやれた。
私は肩の力が抜けて、ホッと楽になった。
今まで「自分がやらなきゃ。」とかなり力んでいたようだ。
安心して任せられる。また、任せなきゃいけない。
---------------
番組
『穴子のからぬけ』 勘人(商店街寄席初高座)
『反対俥』 とまと
『家見舞い』 勘楽
お仲入り
『孝行糖』 勘心
『ちりとてちん』 勘々
勘人→とまと→勘楽
への流れ、キャリアの違いが見事に表れた。お客さまも面白かったろう。
全体からフレッシュさと熟練とのグラデーションが味わえた。
勘人がこれから上手くなっていくか、誰よりも【伸びしろ】を持っている。お客さまも新しい花、珍しい花を贔屓にしてくれる。
『孝行糖』勘心。深~い噺。演り方一つで、反応がまったく違う。勘心がどこまで練り込むか。
とまと、勘楽、勘々。中堅もベテランもそれぞれのもちあじ。
ただ、だれでも稽古が不足するとしくじる。それがライブ。お客様との付き合い。
--------------
勘人がもってる花を『当座の花』という。若者が持っている花。
ベテラン連中はこれに負けないように『まことの花』を追究し続ける。
--------------
距離を置いて商店街寄席を楽しませてもらった。なかなか楽しかった。
5月が楽しみ。