過去、これだけ柔道が話題になったことはない。
柔道にとっては、いいことだと思う。
あまりにいじられ過ぎて、かみ合わない点があるので少々整理。
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柔道はスポーツか?という視点。
そこからずれている。
スポーツとしての柔道はある。
柔道はやるととても面白い。健全な爽快感を味わわせてくれる。
オリンピックはその存在自体がもうスポーツではない。体操やシンクロをスポーツだと言い張る人はいいけど、無理がある。
オリンピックは商品だと言いきった方が矛盾はない。テレビ商店が陳列している商品。
商品は、商品価値を高めるために付加価値や差別化をして進化する。進化しつくしたスポーツ商品。それがオリンピック。
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スポーツが進化していくと、プロ化という一線を越える。
より商品としての価値が高まり、等価交換に耐えうる商品になっていく。
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格闘技でその極みに達しているのが『大相撲』。
大相撲がスポーツだと思っている人はいないだろうが、柔道のスタートは大相撲と同じ。スポーツ柔道やってる者は否定するけど。
柔道が商品価値を高めるためにあらゆる手段を選ばないのは必然。
大相撲の『かわいがり』を認めて、柔道の行き過ぎた指導を認めない文部科学省が矛盾している。
スポーツは、怒鳴られていやいやながらするものではない。ましてや、セクハラやパワハラは論外。
ところが、商品になると話は違う。セクシャリズムが介在する。フギュアスケート・シンクロ・女子体操が典型。
最近水泳までその傾向がみられてきている。違うと断定できないところが苦しい。
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オリンピックを認めない者がとやかく言う必要はない。
「お前に発言する資格はない。」その通り。
客観的に距離を置いてこの騒ぎを観ていると、まさに『ゆで蛙』状態。
どうでもいいけど、新聞紙面をこれ以上さいてほしくない。という感じ。