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ボーイズ芸から考えたこと

 ボーイズ芸が好きなのは、楽器を操(あやつ)るだけでなく、必ず客を楽しませる【芸】を兼ね備えているから。

 楽器はすごい。お客をあちこちに引きずりまわす。

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 初等教育で、簡単な楽器とそれを操作する記号・文字を学習したが、とても苦手だった。
 音感がなかった。才能がないのは、いかんともしがたい。
 
 長ずるにおよんで、楽器をものにしようと何度か努力したけど無理・無駄だと気がついた。

 どうも音楽の世界に入るには、素人が持ちえない【鍵】があるらしい。
 一緒に稽古を始めた者がどんどん上がっていくのに、こちらは停滞したまま。
 その努力に費やす時間を落語の稽古にかける方が理にかなってると気付いた。
 で、止めた。止めて正解だった(と思う)。

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 よくメダリスト・スポーツ選手が
 「努力は、必ず報われる」とコメントするが、あれはウソ。こどもだまし。
 「努力は、報われるための必要条件」の誇張表現。

 高校生長距離ランナーがどれだけ努力してもケニア人ランナーには敵わない。2倍練習したからといっても追い付かない。3倍練習したら故障する。

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 落合の発言
 「努力は才能のない奴がすること」の方が脈どころをとらえてる。
 あまりに当たってるから、発言後バッシングされた。

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2012年11月22日 10:00に投稿されたエントリーのページです。

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